無職の子

~あらすじ~

前作
タイトル未定-インタビュー - ニート向上委員会(仮)
から3年ぶりとなる、むしょくレーシング2作目の劇場用アニメーション映画。「デルマ君の名は。」(注1)に引き続きニシノカナ(注2)が音楽を担当しているが、前作以上にストーリー展開を決める話し合いにも参加しており、音楽監督としての職務も担っている。

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今週は何かいいことありましたか?
わたくしね、思うんですよ。人生には楽園が必要だってね。

人生の楽園

こんにちわ~西田毎攵行(仮名)です。
例年以上に暑い日本の夏。お盆も近づいて参りましたが、今回は日本ならではの伝統を大切にしながら暮らしている方を取材しました。

やってきたのはロシア北西部に位置する札幌市。今日の主人公は、ロシアに生まれ育ち、そこでの夢見る若者を取材しました。
見えてきましたよ~
こちらが今日の主人公である太田 泰次郎(仮名)さん、御年21歳です。真面目で研究熱心な若造です。
なにやらパソコンに向かって作業をしているように見えますが...
こんにちわ~
「おは↑ようございます~」
時刻は夜の8時を回っているのにおはようございますって、今起きたんですかね?
「いいえ、あたしは朝は勿論、昼でも夜でも深夜でもおはようございますと挨拶をしているものでして」

そこで何をされてらっしゃるのですか?
太田「賭博の予想ですね」
賭博の予想。一体どんな賭博をしてらっしゃるのでしょうか?
太田「競馬ですね、やっぱり勝った時が1番楽しいですよ(笑)」
番組スタッフがカメラを回し続けていると気づいたら朝の5時に。
スタッフ「今日は寝るんですか?」
太田「いいえ、このまま賭博をしに行くのです」

寝ずに賭博とは、最近の若造は寝なくても平気な人が増えているようです。

賭博場へは自転車で3時間30分かけて行くみたいで、途中立ち寄った場所がありました。
それは公園です。
太田「この公園はね、水がタダで飲めますからね。おまけに体も洗えるし、シャンプーとボディーソープを持っていって時々服を着たまま洗っていますよ。冬になると雪が降るから勘弁して欲しいのだけどね(笑)。公園は我が家には無い水道と家よりも明るい照明がある最強の環境だからね(笑)」
どうやら太田さんの家の水道は公園から引っ張ってきて飲んでいるみたい。

賭博場についたのは午前9時12分。
「いや~疲れましたね。急いで向かいたいと思います。」
猛スピードで走る太田さん。太田さんが急いで向かった先には馬が周回しています。
太田「ここはパドックと言って馬の状態を見る場所なんだ。前日の予想と照らし合わせて、ここで調子の良い悪いを自分なりに評価しているのだよね。ここで良いと思った馬はかなりの額を賭けちゃう時もあるんだよね。まあ大概負けちゃうんだけどね(笑)」
しばらく馬を見渡した後、こう彼は言いました。
「あと馬とあの馬でこのレースは固いね。早速全ツだ。」
しかしこの後、太田さんの表情が一変します。
「なんで4倍しか付かないんだ。昨日の夜は7倍以上合ったのに。JRAが憎い。全部後藤のせいだ(注3)。とりあえず3万円投入しますわ」
そのレースは結局的中したのですが、付いた倍率は最終的には3.9倍。
的中をしたのですが、太田さんの表情は曇ったままです
「これでは消費者金融に返済が出来ない。6日はアコムに3万5千円、13日はプロミスに8万円返済しないといけないのにどうすりゃいいんだ...」


別のレースでも外していき、今日の的中は最初の1レースのみで本日はマイナス13万9000円。
この日の大きなレース、れぱーどすてえくすではこんなことを言っていました。
「なんで1人気と10人気よりも、1人気と11人気のワイドが120円も安いんだ。ふざけんなよ後藤!」
本日の成績はマイナス8万2810円で終えた太田さん。今日の感想を語って貰いました。
消費者金融に返済できずにこうやって社会から離れて行ってしまう。また多重債務が溜まってしまう要因なんだよね。オッズが付かないJRAがとにかく憎いですね。どうすればいいものか...」
と言い賭博場を去って行く太田さん。
その後、最後の希望のジャンボ宝くじを3万円分購入し5時間ちょっとかけて自宅に戻ったようです。


その途中の公園で番組スタッフがこうおっしゃいました
「ご職業に就かれているのですか?」
太田「いいえ、中学を卒業してから仕事に勉学としていなくてね。中々社会になじめなかったりしたもんで。それから17歳の9月かなぁあれは、自宅から戦力外通告の発表を受けたときは顔が真っ青になりましたよ。そりゃあ。親に見放されたわけですからね。最初は少しだけ高架下にいたのだけど、そこから月に9870円からのレンタル物置に暮らしたこともありましたよ。でもね、流石に12月からは厳しくなったからその時の3ヶ月だけスーパーのアルバイトは年齢を隠して週6日していたんだよね。それで今の家をなんとか友人の助けもあって暮らすことが出来たんだ。」


自宅に付いてからは即就寝。
起きたのは次の日の13時でした。
今日は面接と言うことでスーツを着て街中に現れた太田さん。どうやら面接前にとある場所に訪れるようです。
おやおや、面接前にかなりの量を飲んでらっしゃるじゃありませんか。
面接前なのにもしかして...何を飲んでいるのですか?
太田「これから面接ですが、ハイボールを飲まないとやってられないですからね(笑)ハイボール、最高!なんちゃってw」


30分後、会社から出てきた太田さんを番組スタッフが直撃しました。
結果はどうでしたか?
太田「いや~ハイボールを飲み過ぎて何を言ったのか忘れてしましましたね。
まぁこんなもんでしょう。無職なりにはやってます。」
そう言い残し、太田さんはまた居酒屋へと消えていったのです。

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最後に、番組スタッフは太田さんに今後のメッセージをお願いしました。
「やっぱり人間ね、いつ死ぬのか分からないんですよね。
先日、彼氏にすっぴん見せたくないとタピオカ屋さんでいちごみるくを飲んでいたら聞こえたもんですから、その場で意見を述べるわけにもいきませんしココで言いますよ。
あのね、彼氏にすっぴんを見せる時ってその女の子が化粧をせず彼氏等に会ったりとかしない限りは、大抵は彼氏彼女のお互いが楽になる時間、落ち着く時間になったらする事なんですよ。
すっぴんを見せたくないのならそれはタダ単に日中に会って夕暮れと共にバイバイする男友達なんですよと。すっぴんになるのは今後交際から事実婚や結婚に向けて必要なことなんです。それが出来ないのは自分に自信がないからなんでしょうか?それとも”自分の素の姿”っていうのを見せられないからでしょうか。日中化粧をして楽しくしている貴方は嘘の自分なのでしょうか。確かに昨今では別人になるようなメイクもあれば、地肌に自信のないコだっているのかもしれません。
そういったのもあるかもしれない、でもあたしはねそれは違うじゃんってね。その彼や男友達と100%結婚せいとかそういったのは無いのだし、彼氏やパトロンやパパや男友達といった異性相手に普段の素の姿の自分を出せるのなら、すっぴんだって出せるはずです。そして化粧と言う名のペンキで誤魔化してきて、サビの上に違う色のペンキを塗っては数年後にまたサビが出てくるのと同じようなもんなんです。人は歳をとれば断端と落ちてきますよそりゃあ。でも若いあなたの今なら頑張れる気がする。だから、少しずつすっぴん時の肌の質を上げていけるように、自分1人で縮こまるのではなくて何か目標とかがあった方がいいのかもだね。

”未来は変えることができないけど、過去を変える事はできる。例えば、卒業式の登場に失敗した過去だとか、友達と失敗した過去だとか...
そういったネガティブな結果は、まもなく過去になり、そして僕らは過去を変えることができる。
失敗した瞬間に辞めてしまうから失敗が存在するわけで、失敗を受け入れて、過去をアップデートし、試行錯誤を繰り返して、成功に辿りついた時、あの日の失敗が必要であったことを僕らは知ります”

と言っている人がいたが、本当に過去は変えられるのかと思う。自分は産まれてきたのに、親に迷惑をかけて何千万何億何兆円と今までどれだけのお金をドブに捨ててしまったのか、そのお金があれば今よりも多分もっと良い生活が出来ているのかも知れないし、少なくともあたしを戦力外通告にしたのだから少しか経済的にも余裕が出来ていると考えられる。
自分が産まれてきた過去と迷惑をかけてきたこと、それに伴ってもう2度と会うことは無くなった現状を見て過去は変えられるのかとあたしは言いたい。
だから現状、無職っていう過去はあっても、未来に向けては夢職になっているのかもしれないのだよね。

未来は変えられるし、いつ死ぬのか人生は分からないのだから後悔しないように生きていくためにも日々を全力で生きていくべきであると思うよ。
まだ付き合い始めたばかりの頃は、彼氏に嫌われたくないという気持ちが強いため、お泊まりの度にあの手この手を使って彼氏にすっぴんを見せない方法を考えてしまうと思いますが、それがいつまでも続けられるとは言えません。勇気も覚悟も必要なんだと思う。
その女の子には彼氏にすっぴんを見せられるようになれたらいいなってそれを心から願っているんだ。
すっぴんを見せて嫌われたらそいつは見る目が無いんだよね。もっと見る目ある人は世の中多く居るのかも知れない、逆にチャンスっていつでもあるわけではない。だから日々のケアは出来る限りしていった方が損は無いとあたしは考えるよ。


ちなみにあたしはぷっくりとした乳首で、ピンクの口紅をしたねーちゃんとベロチューがしt」



編集に誤りが出ました大変失礼いたしました。
報道ステーション、今日はこの辺で失礼いたします。


この後は、ねっとうこうてぃえん このあととぅぐ!


(注1)デルマ君の名は...俺たちの皮膚科。デルマルーヴル惜しかった。
(注2)ニシノカナ...多分美浦所属の競走馬。どんな時だっていつも、笑っていられるらしい。liveでーぶいでーを見ながら書いたので引用する。
(注3)全部後藤のせいだ...緑の理事長。